奈良・薬師寺は、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈り、西暦680年に建立を発願した由緒ある古寺です。天武天皇が崩御すると、その事業は持統天皇に引き継がれ、藤原京に創建されました。その後平城京へと移り、およそ1300年を経た現在まで数々の名宝が大切に伝えられています。また「古都奈良の文化財」として世界文化遺産にも登録されています。
平成23年3月11日に東日本を襲った未曾有の大規模地震災害によって、いたましくも多くの方が犠牲となり、甚大な被害が生じました。被災地では現在もなお復興へ向けた取り組みが続いています。
震災からの復興を祈念して開催する本展では、麻布に描かれた独立画像として現存最古の彩色画「国宝 吉祥天女像」(奈良時代)や、優しい微笑をたたえた「国宝 聖観世音菩薩立像」(飛鳥~奈良時代)など、世の中が安らかであること願った古代仏教文化の粋を公開いたします。薬師寺に伝えられた貴重な文化財の数々をご覧いただくことで、みなさまの心の安らぎとなることを願っています。
本展は、巡回展ではなく仙台市博物館のみで特別に開催するものです。復興を願う心を東北・仙台の地から発信する文化事業として、地域のみなさまのご支援・ご協力のもと取り組んでまいります。
開催概要
名称
東日本大震災復興祈念特別展
「国宝 吉祥天女が舞い降りた! -奈良 薬師寺 未来への祈り-」
会期
平成27年4月24日(金)~6月21日(日)【52日間】*終了いたしました
会場
仙台市博物館
仙台市青葉区川内26番地(仙台城三の丸跡)
TEL:022-225-3074
開館時間
午前9時~午後4時45分
*入館は午後4時15分まで
休館日
毎週月曜日、5月7日(木)
*ただし4月27日(月)、5月4日(月・祝)は開館
主催
「奈良 薬師寺 未来への祈り」実行委員会(仙台市博物館、NHK仙台放送局、NHKプラネット東北)、法相宗大本山薬師寺、河北新報社
後援
文化庁、宮城県、宮城県教育委員会、毎日新聞仙台支局、読売新聞東北総局、産経新聞社東北総局、日本経済新聞社仙台支局、仙台リビング新聞社、TBC東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、KHB東日本放送、エフエム仙台、ラジオ3FM76.2、福島民友新聞社、福島民報社、岩手日報社
お問い合わせ
「奈良 薬師寺 未来への祈り」実行委員会 自動音声案内
022-726-5751
会場までのアクセス
・仙台空港 → JR仙台駅
・JR仙台駅 → 仙台市博物館
※道路の混雑状況により変動する場合がございます。
※移動時間に関しましては平日日中の時間を目安としています。
・お車の場合
仙台宮城インターより約10分